浅草から自転車で
早朝、大吉の調節池でムックの散歩。
ここにくると池に玉網を入れたくなる。
エビや小魚が捕れるからだ。
でも捕っても飼うスペースがない。
アストロノータスがいた頃はよく餌としてエビを捕ってきたものだ。
池を見下ろしながらすり鉢の上を歩く。
ムックが乗っている標識はスタートのマーク。
一周1Kちょっとある。
まだ8時なのにこの暖かさ。
ムックはかなりへばった。
急に思い立って、浅草に出る。
水上バスの横にある駐輪場でレンタル自転車を借りる。
1日200円と安い。
こうやって見ると隅田川の川幅は広いなあ(写真)。
去年行ったバンコックのメコン川を思い出した。
今日は我が母校に行ってみよう。
桜橋を渡り高速道路の下を走る。
高速下の一帯は、ブルーシートのホームレス村。
ブチのネコが欠伸をしていた。
地蔵坂を下りると寺島図書館があった。
その隣がわが母校隅田川高校である。
懐かしい!
生物部の部室のあった空き地には別の校舎が出来ていた。
そうだろう、あれから45年もたっている。
裏にある向島百花園に寄る。
江戸の粋人が開いたとされる向島百花園。
入り口に「春夏秋冬花不断」という言葉が刻んであった。
入園料150園なり。
丁度、桜が散ったので華やかな花はない。
ボランティアの老人が楽しそうに説明をしてくれる。
それをノートに書きながら聞いている老婦人。
地味なイカリソウを撮った(写真)。
その後、私が生まれた鐘淵方面まで走る。
浅草から4ツ目。
自転車は便利だなあ。
昔は広く感じたが今実際に歩いてみると狭い地域だった。
八百屋が道にはみ出して野菜を並べていた(写真)。
これが下町である。
浅草に戻る。
仲見世は東南アジアを中心とした観光客でいっぱい。
おや、舞妓さんがいる、いや芸者さんかな?(写真)
昼は「ニュー浅草」で冷や奴、鶏の唐揚げのポン酢、そしてビール。
ここは私と同じような老人が沢山いる。
殆どが一人である。
スポーツ新聞を読んでいる人、カメラをいじっている人、囲碁の本を広げている
人、様々である。
私は、もやしチジミとウーロンハイを追加した人。