オジサン、頑張っている
わが家の郵便ポストにある朝刊はビニール袋をかぶっていない。
と言うことはこの雨、明け方に降り出したのだ。
ムックを抱いて屋根のある陸橋下へ。
大きなゴールデンリトリバーがいた。
ムックは大人しいこの犬に唸っている。
バカかお前は!
ウンチをしたのでとって引き上げようとしたら今度は黒ラブとばったり。
このワンコも苦手なのだ。
また向かっていく。
こんなに大人しい大型犬が嫌いなのが、不思議である。
ただマロンちゃんと一緒にくるゴールデンのリュウちゃんは大丈夫。
小雨が降っているが自転車で駅まで行く。
帰りは雨はあがっているだろう、という目論見。
ビルの入り口で清掃をやってくれているオジサンと会う。
「いやだね、雨で」とオジサン。
「雨だと仕事が増えるでしょう」と私。
「管理会社が入り口に傘のビニールカバーを置いてくれればいいんだが」と愚痴ったオジサン。
多分私と同じ年くらいだろう。
昼、ボスと「ももや」。
丁度雨の切れ目だった。
女将が「大盛りとそちらはどうします?」と私に聞く。
ボスの場合は黙っていても大盛りである。
私はタヌキ蕎麦にした。
3月15日のダイヤ改正から、帰り時間は南浦和駅で乗り換えると
武蔵野線のホームで電車が待っている。
これはけっこう焦る。
知らず知らずに小走りになっている。
南越谷駅の自転車置き場で担当のオジサン、とても愛想がいい。
「おつかれさん、いつもありがとね」を繰り返す。
私より先輩だろう。
今の日本、どこでもオジサンが頑張っている。
そう言う私も還暦を過ぎたオジサンだ。
明日から3連休。
そんなときは殆ど居酒屋に寄る。
しかし、今日はこの雨。
娘もいることだし、真っ直ぐ帰ろう。
家に帰ると「あら、早いわね」とママ。
「今日は昨夜お義母さんからいただいたスジコとタラコで手巻き寿司よ」と言う。
おお、ラッキー。
昨晩婿さんの実家から北海道のスジコ、タラコを貰ったのだ。