埼玉もボタン雪
朝、みのもんたのTVを見たら東京では雪が降っていた。
雨戸を開けたらここでは全くその気配なし。
ちょっとガッカリ。
ムックを散歩の途中、空からホコリのような白い塊がふわりと落ちてきた。
これが雪の前兆。
通勤時間になって外に出る頃には雪がコンコと降り出した。
最近知ったのだが、昔歌った「雪やコンコン」という歌、実際の歌詞は「雪やコンコ」らしい。
勤め先がビルの6階。
そとを見ると白い妖精が舞い降りてくるのが見える。
これもいいもんだ。
昼は、また「ももや」に行く。
結構混んでいる。
隣の中年女性が一人で蕎麦を待っている。
よく見たらテーブルにこぼれている爪楊枝拾っていた。
黙々と楊枝を拾って容器に入れている。
読んでいた新聞で楊枝入れを倒したようだ。
ご苦労さん。
今日は「かきたま」を注文。
昨日食べたのが「たまごとじ」。
その違いを確かめるのだ。
出てきた「かきたま」のツユにはとろみがついている。
これで納得した。
寒い日は、このとろみがいい。
外に出ると、雪はすっかりボタン雪になっていた(写真)。
夕方、雪は冷たい小雨に変わっていた。
地元駅に下り立つ。
この小雨の中、自転車で移動はしたくない。
そこで駅裏の大衆酒場に寄る。
どこにしようか、決め手は外から相撲のTVが見える一番手前の店。
「あかさたな」に入った。
この店は始めて入る。
奥のテーブル席に老人グループの5人がいた。
見たところ全員、古希を過ぎている。
多分同期じゃないかな。
まず瓶ビールを頼む。
お通しは鰹節をかけたおひたし。
まず湯豆腐とアジの刺身を頼む(写真)。
カウンターに座った私の2つどなりは60後半男性と50才くらいの女性。
男性は自分のサラリーマン人生を語っている。
これは夫婦じゃない。
私はそのカップル越しに相撲見ている。
黒いキャップを被った中年オヤジが私の隣りに座る。
手には2冊の漫画週刊誌。
座るとオバチャン店員が「常温でいいわね」と彼の肩に手を置く。
常温とは日本酒である。
つまりお燗ではないそのままってこと。
かなりの常連。
私は酎ハイと手羽餃子を食べてお勘定。
店の横にある鍵つきの傘立て、傘が開いて取りにくい。
ここで奮闘してしまった。
家に帰ると相変わらずのモシャモシャ顔のムックがいた。
今日はトリミングのはずだが。
トリマーのオネエサンが「雪が降っているから、どうしますか?」と電話があったらしい。
すっきりムックは持ち越しとなった。