腕枕

osyousan2007-12-26







朝、いつもの陸橋下を散歩。
すると毛の長い黒いチワワがやって来た。
大きさはムックとどっこいどっこい。


別に喧嘩をするわけじゃない。
連れている60代男性と、おはようございます、と挨拶。
そのチワワが前を行った。
するとウンチをした。
だが、連れているオヤジは知らん顔。


「おい、待て!ウンチはどうするんだ!」と言いたかったが、見逃した。
チンケなワンコのウンチだから、すごく小さい、だが、いやーな気持ちが残った。
家に帰ってママにそのことを告げると「やっぱり」と言う。
ウンチを取らないで帰るらしい、という噂だったらしい。


ママは一日お出かけ。
じゃあ、私も出かけよう。
シネコンの映画、浅草の演芸、それとも上野の美術館..。


ママが出た後、ムックが私から離れない。
これにはまいった。
予定を変更、出かけるのは中止。


昼は近所の「あずまや」まで行ってカレー南蛮うどんを食べる(写真小)。
当然ビールつき。


午後はソファで読みかけの本を読む。
ムックがぴったりそばにいる(写真)。
途中、眠たくなって毛布をかけて30分ほどウトウト。
ムックは私の腕枕。


腕枕っていい。
しかし、気になって寝られないものだ。


3時過ぎ、風呂に行こうとタオル、シャンプーをビニール袋に入れて出る。
空いている明るい銭湯はいい。
風呂屋に行って驚いた、自転車がいっぱい。


とい言うことは風呂の中は芋を洗うような混雑だろう。
水曜日は特別な日?
風呂はやめた。


家に戻りムックと夕方の散歩に出る。
ムックはカンガルーだっこ。
行く先は元荒川の土手(写真)。
この寒さじゃ、歩く人も少ない。


川には鴨の大群が飛来していた。
食べるものあるか?



夜、居酒屋「Dン」に行く。
ここのママは3ヶ月前、腰痛で入院して先月復帰した。
10才若いマスターはタクシーの運転手。


まだ酒屋が来ていないと言うので生ビールじゃなく瓶ビールにした。
そしてつまみは里芋。
その後は湯豆腐とマグロ納豆(写真)。


客がいないのを見計らって、覚えたばかりの「吾亦紅」を試運転。
まだ満足いかない出来だった。
ちょっと暗いかな?
酒屋が来たので生ビール。


客は私一人なので、ママの身の上話を聞く。
37才で夫と死別。
2人の子どもを父親に見てもらい飲み屋をはじめる。
40代後半に今のマスターと再婚。


ママは実に明るい。
今年67才とか..。


「31日から正月6日まで店はやってますよ〜」という声を聞きながら
居酒屋「Dン」をで出ると、東の空にいびつな月があがっていた。