オニイサン!

osyousan2007-11-08





朝の出勤時、ママとムックが見送ってくれた(写真)。
子どもを抱えた若い妻が夫を見送る図...のようだ。


今日の訪問先は午前午後とも路線バスで行く。
午前は岩槻発。
バスの待つ間、図書館が入っている駅前ビルのトイレを借りる。
さすが人形の街、トイレのマークがお雛様だった(写真小)。


初めの訪問先は大きな工場。
受付のオジサン(私はもっとオジサンだが..)が、受付票に私の名前をサウスポーで書き込んだ。
そして「帽子もってますか?」と奇妙なことを聞く。


「いや」と答えると、「じゃあこの帽子を被ってください」と小学生が被る黄色いキャップを渡された。安全のためらしい。


背広、ネクタイでビシッと決めたのに、このお小ちゃま帽子にはまいった。
還暦を過ぎた爺が小学生の黄色い帽子。


帰りのバスが30分待ち。
暖かい秋の田舎の風景を楽しむ。
農家に黄色の実が鈴なりになっている。


そばに寄ってみたら柚子だった(写真)。
そう言えば先日行った実家でも今年は柚子が豊作らしい。


昼からは加須。
これが岩槻からも遠い。
春日部に出て東武動物公園で乗り換え。
実にローカル。


加須の駅前に鯉のぼり(写真)。
ここは鯉のぼり生産日本一だ、そうだ。


加須に来たらうどんが食べたい。
バスの時間が余りない。
やっと食べたのが、うどんと中華風あんかけ丼。


バスに乗り込んだら、後から中年の女性が乗ってきた。
運転手さんに「オニイサン、免許センターマデイクラ?」と聞く。
運ちゃんはボソッと「520円」と答えた。


そうすると両替機に520円を放り込んだ。
「ここは両替機だから..料金は下りるときでいいんですよ」。
全ての100円玉が10円玉に崩されて出てきた。


それを手にとって数える女性。
中国の人らしい。


そうだろう、初老のバス運転手を「オニイサン」と言う日本人はいない。
運ちゃん、まんざらでもない顔。


「オニイサン、20円タリナイヨ」
バスは走り出している。
運ちゃんいちいち後ろを見てられない。


しょうがない、私がそばにいって両替機にはじかれた10円玉2個を出してあげた。
「オニイサン、コノバスハ何時ニ免許センターニ着ツクノ?2時ニ間ニ合ウ?」とまた始まった。
あとは知らない。


バスに揺られて15分、下りてから徒歩15分。
しかし、工業団地のブロックを間違えた。
ウロウロしているうちに約束時間より7分遅れてしまったのだ。


私が約束時間に遅れるのは珍しい。
殆ど30分前には現地に到着している。



夜、家族公認という提灯がぶら下がっている居酒屋「M」に行く。
JR職員のWさんが飲み終わって帰るところだった。
どうも今日のWさんは体調が悪いみたいだ。
最近、転勤で職場が横浜のほうになった。


私の隣は給食会社役員のTさん。
TVの下に陣取っている一人棟梁のOさん。
このOさん雑学が得意でガラスケースの赤貝を指さして
「赤貝は本物と偽物があって本物は殻にスジが32本あるんだ」と自慢げ。


ホント?
漫画「おいしんぼ」で読んだらしい。


テーブル席には都職員のOちゃん。
そしてフォークリフトを操っているIちゃんがいる。
最後に来たのがスナックHのママ。


この連中がいれば、面白い話題がお酒の肴になる。


アジアシリーズ、中日が韓国のSKに6−3で負けた。
このシリーズで日本チームが負けたのは初めてらしい。
落合、日本シリーズでツキを使い果たしたかな?