牛嶋神社

osyousan2007-09-16








遅ればせながら我が家のノーゼンカズラが咲いた。
花の色は淡いピンク。
地味である。


よく見かける深紅色に咲くノーゼンカズラは真夏の花。
奇麗だがポトッと落ちるのはやっかいだ。


夏のような日差し。
でも心なしか秋のような空気。
浅草へ出る。


蒲生駅で乗ってきた2人の女性。
私を見て「あら、パパ!」と言う。
娘の親友だった。


2人は私の隣りに座る。
会話を交わしたが、私の口臭が気になる。
よくママに「お父さん、口が臭いよ」と言われるからだ。


準急が来たので彼女らと別れて半蔵門線に乗り換え。
客の中にお相撲さんを見つけた(写真)。
やっぱりでっかい、しゃくれ顔も大きい。


車中で週刊現代を読む。
安倍総理はこのスクープで職を投げ出した」という見出。
買いたくなる。


父晋太郎から6億円を政治団体で受けているから、これは個人の相続隠しであり、
相続税3億円を払うべきだ、という記事。
実際はもう時効になっている。


大した記事じゃなかった。


浅草の遊覧船駅近くにあるレンタル自転車に行く。
天気もいいので自転車でブラブラのつもりだった。
しかし、全て出払っていた。


しょうがないテクテクと歩く。
仲見世を通って六区へ。


いつもサッカーをやっている金網の中で、今日はおもちゃの自動車の運動会。
看板には「タミヤミニ4駆競技会」と書いてある。
大人も子どもも小さな自動車を持って並んでいる(写真)。
みんな真剣である。
この面白さはわからない。


場外馬券場周辺は、暑い日の当たらない道ばたに座っている人が多い。
競馬新聞を読んで片手にビール。
敷布団に座っている3人組もいた。


昼は松屋近くの小さな寿司屋に入る。
ここに通ってもう26年にもなる。
相変わらず無愛想な板さん。


込んでいたので狭いカウンターに座る。
ネタは安くて旨い。


隣りに座った中年女性2人。
若い方が
「祭をやっているのは何て言う神社ですか?」と私に話しかけて来た。


私「いや、知りません」
オバチャン「地元の方じゃなかったんですか?」
私「ええ」
オバチャン「お祭りみたいなシャツを着ているから、間違えました」


そう言えばお祭り模様に似ている。


隅田川に出た。
悠々と流れる川の色が茶色である。
台風の影響だろうか?
このほうが生きている感じがする。
アマゾン川みたいだ。


隅田川の両岸は、ブルーシートのホームレスが多いので有名。
そのホームレスに焚きだしを配っていた。
すごい行列(写真)。


見ていたらオニイチャンに「何を並んでいるの?」と聞かれた。
「分からない」と答えた。
俺はホームレスじゃないよ。


言問橋を渡る。
こっちにも緑の公園がある。
その中からピーヒャラとお祭りの音が聞こえる。


牛嶋神社があった。
今日は秋の大祭である。
寿司屋でオバチャンが聞いたのはこの神社だった。


30基くらいの御輿が順番に神社に入ってくる。
砂煙があがっている。
三社祭のような派手さはないが、土地柄色っぽい芸者さんの姿も見られた。
写真を見て雰囲気を味わってほしい。