晩酌セット

osyousan2007-04-23




雨上がりの朝、昨日と比べると寒い。
でもこれが平年の温度だろう。


東川口駅で、目の前の優先席が空いた。
ちょっと躊躇したが座る。
今日は読み物がない。
目をつぶっていたらうつらうつらしてきた。


心地よい眠りの入り口までいったが、乗換駅に着き、
無理矢理起きて乗り換え。
この瞬間、辛いなあ。
座らないほうがよかった?


人生、こんなことが多い。
楽をしたお陰で辛い思いをしたり、
苦しい状態を乗り越えると楽しい瞬間が待っている。



昼はF丸寿司。
上チラシを食べる。
これで680円(写真小)。


70代の老人が入って来た。
板さんに挨拶をしてトイレに直行した。
板さんが私の隣りにお絞りを置く。


トイレから出てきた老人は私の隣りに座るなり、
「まいったよ、また糖がでちゃって」と板さんに話しかける。
「脂のないところ握ってちょうだい」と続けた。


老人、「血圧も220だよ」と言いながらカレイの握りをぺろり。


野菜だけ食べていたほうがいんじゃないの?



5時5分過ぎに職場を出る。
ビルの中のトンネル中銀通りを歩く。
Hさんから聞いていた酒屋があった。


千円の晩酌セットがあると言う。
試しに入ってみよう。
カウンターに座る。
1階はカウンター席5人、テーブル4人。


2階もあるようだ。


もう先客がいた。
眉毛が村山元総理大臣みたい。
だから70代半ば。


すると同じ年格好の老人が入ってきて村山さんの隣りに座る。
二人は挨拶をするでもなく無言。
やがて「この前はどうだった?」と話し出した。
やっぱり知り合い。


私は晩酌セットの生ビールを飲む。
付け出しはきゅーチク(写真)。
すぐそばに薄型テレビがある。


今日のニュースを観ながらグビグビやる。
その後は、ちょこっと刺身に冷や奴。
これで終わり。
マスター夫婦は2階で仕込み。
この時間はアルバイトのオネエサン(40歳くらい)。


生ビール一杯ではもの足らずもう一杯。


それでも30分だった。


武蔵野線南浦和駅のホームでいつもより40分遅い電車を待つ。
滑り込んで来た車両に昨年3月まで一緒に働いていた女性を見つけた。
目が合った。


相手が気づかなかったら知らんぷりするつもりだった。


座っている彼女と昔話。
固有名詞を避けながら...。
だって周囲で聞き耳をたてている。


我が家に帰り、知らぬ顔で何時も通り晩酌をやる。
だがすぐママにバレタ。
ビールのピッチが遅い、と..。
「飲んで来るなら電話してちょーだい、おかずを加減するから!」と言われたぞ。


はい、はい。