AED
遅番の昼食。
1時過ぎだから「高田屋」も空いていた。
せいろを注文して店に置いてある日経新聞を読む。
最終面に小さな「交遊抄」という欄がある。
今日の執筆者は小泉内閣で活躍した竹中平蔵。
親しみやすい顔で話し方も分かり易かった。
しかし、評判はイマイチ。
その平蔵が高校の時から谷村新司の大フアンという。
と言うことはチンペイって結構年だなあ。
大臣を辞めたら追っかけをやりたい、と思っていたそうだ。
人間は自分にないものを求める。
新聞の続き。
昨日の東京マラソンで50代のランナー2人が倒れた。
心肺停止で意識不明に陥った。
それをすくったのがAED。
AEDとは自動体外式除細動器。
いわゆる心臓への電気ショックである。
心臓が止まると脳に酸素が行かないから4分でアウト、
つまり蘇生できない。
4分の間に電気ショックであの世から呼び戻すのだ。
細動とは、心室が痙攣をおこす様を言うらしい。
それを除くから除細動。
このAEDを人が集まるところに配備してほしものだ。
せいろを良く噛んで食べて終わると、器に残ったツユを入れてそば湯を注ぐ。
昼はこのくらいがいい。
腹8分目の心地よさ。
「金がない もりかけばかり ツユも飲み」
このような川柳があったなあ。
ここのせいろは500円である。