御用おさめ
フジTV朝の番組「今日のワンコ」、これを時計代わりに見ている。
今年のワンコ大賞に輝いた柴犬が出ていた。
このワンコは坂の上から側溝に水を流すと、自ら側溝に入ってその水を追いかける。
坂に下まで行くとまた上に戻ってくる。
坂の上に住んでいるおばちゃんが、バケツの水を何回も流す。
リハーサルを20回やったそうだ。
ワンコは飽きることなく水を追いかけたという。
疲れを知らない子供のように〜。
おばちゃんもご苦労さん。
昼は事務所で全員そろって出前の盛り蕎麦を食べる。
かき揚げ天つきである(写真)。
ボスのおごり。
有り難いが、蕎麦が乾いていて団子状になっている。
蕎麦の旨みの、つるっとした感触が消えているのだ。
残念。
おごってもらうのに贅沢言っている。
5時になると「本年は大変お世話になりました、
来年も宜しくお願いします」と型どおりの挨拶。
伊勢丹の前で郵便局員が年賀ハガキと切手を売っていた。
イノシシの記念切手ある?と聞いたら売り切れだった。
ママに頼まれていた..。
ホームで同僚のHさんと一緒になる。
彼とは前職場も同じ。下りる駅も同じ。
だが帰りは別々である。
仲が悪い訳じゃない。
たまには飲もうか、と思った(彼と帰りに飲んだのはたった2回)。
だが、御用納めで家の人が待っているかも。
「今日あたりは家で待っているんでしょう?」と遠回しにさそっった。
すると彼は「よく知ってますね」と答えた。
地元駅で奥さんと待ち合わせだそうだ。
嫌われたか?と思ったが、奥さんから携帯が鳴った。
明日から正月まで奥さんの実家大阪に行くそうだ。
居酒屋「Tちゃん」に寄る。
ここのカレンダーが欲しい。
Sママがいない。
代わりに金髪おばちゃんSちゃんがいた。
Sママは腕を脱臼してギブスをしているという。
壁を見たらママ(私の)のあけびの絵手紙が飾ってある。
これは10月にこの店に来た客にもらったあけびを描いもの。
その前に送った作品も並べてある。
おや、みそ漬けを描いた絵手紙の片方の錨が外れているぞ。
背伸びして止め直した。
カウンターに帽子をかぶった常連爺さんがいた。
その隣りに3人のおばちゃんが座る。
全員50歳くらい。
帽子爺さんが話しかける。
そして彼女らの食べた代金を払って出ていった。
どうやっておねだりしたのか。
帰り際「あら!胸を触られたわ!」と騒いでいた。
よかったね。
Nさんがやって来た。
二人でカラオケを歌う(写真小、歌っているのはNさん)。
私のレパートリーは相変わらずである。
顔なじみがぞくぞくとやって来る。
今日の客は女性が9人、男性が5人。
金目鯛の兜煮、鉄火巻きを食べる。
Nさんともう一軒行こうとスナック「H」に顔を出す。
今までいた居酒屋とはまったく雰囲気が違う。
奥のソファにMさんがどっかと座っていた。
その横にはいつも愛想のいいTちゃん。
Hママに独身のNさんを宜しくと紹介する。
エシャーレット、ベイ貝、メロンが出る(写真)。
Nさんが「スナックなんて30年振り」と言う。
やっぱりスナックに相応しい歌「そんな女のひとりごと」を歌う。
そして二人で3曲づつ歌った。
すっかりいい気分で店を出たのは11時。
夜空に星が煌々と輝いていた。