加須のうどん

osyousan2006-11-15



午後からは手打ちうどんの街、加須に行く。
だが昼食はうっかり乗り換え駅の久喜で蕎麦を食べてしまった。
加須の企業に行く途中で看板を見て「ああ、ここはうどんの街だ」と思い出したのだ(写真)。


訪問を終えて、折角来たのだからちょっと食べてみようと、うどん屋を探した。
店を探すのに一番目立つのはひらひらはためく幟である。
戦国時代からプロパガンダの手段は幟である。


あった!
手打ちうどん、とある。
だが暖簾が出ていない。
この地域は第三水曜日は定休日だった!


結局、腹をすかして食べにきてもダメだった。
残念でした。


珍しく5時にさいたま新都心でアポイントをとった。
もう真っ暗。
遅くなるのを覚悟していたら、30分で終わった。


京浜東北線に乗ると神田駅で人身事故のアナウンス。
停まった浦和駅で下りようか、と迷った。
つまり動くまで時間つぶしに飲むということ。


するとものの5分で動き出した。
乗換駅南浦和で私は下りたが、乗ってきた電車は停まったまま。


地元駅に下りると雨が降り始めた。
「松坂60億円、レッドソックス」の見出が踊る夕刊フジを買って、
駅裏の大衆酒場「大漁船」に入る。
カウンターの隅のレジ横が空いていた。相変わらず人気の店だ。


私の隣で飲んでいるのは口髭をたくわえた建築関係らしいオヤジ。
その隣りにキャップを被った若者。
親方と弟子といった図。
話は弾まない。


この二人、トロ刺身2切れとつくね2串を残して席を立った。


奥では携帯電話で仲間を呼んでいる声。
「駅からすぐだよ、つまみが旨いぞ、店の名前はタイリョウセンだぞ、
早く来いよ」。タイリョウセンって?


私は夕刊紙を読みながら生ビールとレモンハイ。
鯵のたたき、牡蛎フライ、ニラタマ鍋を食べる。


ここまで書いたらNHKで津波情報が流れた。
根室地域。
被害が出なければいいが...。