目立たない男

osyousan2006-10-10



北朝鮮の核実験で新聞休刊日なのに、読売新聞では特別号外が出た。
街角で配る号外は昨日出ている。
今日のは宅配。
北朝鮮のことだけじゃなく「ホークス第2ステージに進出」という
スポーツニュースもちゃっかり出ていた。


新聞社や町の新聞屋で働く人にとって迷惑なことである。
緊急な事件はテレビで充分である。
新聞関係の人々はゆっくりと休んでもらいたい。


休刊日を守るのは難しい、よって私の休肝も守られないのだ。


昼、大戸屋に行き梅チキンカツ定食を食べる。
梅と言っても松竹梅で一番下のチキンカツという意味じゃない。
写真を見ても分かるように大根下ろしの上に梅肉が乗っている。
これがいい味だしている。


帰り、いつもより2台遅い電車に乗る。
武蔵野線ホームで並んでいたら、すぐ隣の列にSさんがいた。
一生懸命将棋の本を読んでいる。
疲れていたので声を掛けなかった。


別々のドアから車両に入る。
しかし、吊革は2人隣り。
このまま行こう。


私は目立たないので知人に会うときはこっちから見つける。
オーラーがないのである。
周辺の風景に同化してしまう男。


もしかしたら嫌われていて分かっても声を掛けられないのかな?


12chテレ東「何でも鑑定団」に島田紳助が出ている。
ここんとこ各テレビ局の特別番組でも一番露出している。
目立つ男である。


毒舌だが世渡りが上手い。
「弱きをくじき強きに胡麻をする」と豪語している。
全くその通り(女性マネージャー暴行事件があった)。
話術は、確かに面白い。


昔の相棒、松本竜助が亡くなったとき通夜にも告別式にも参列しなかった。
芸能記者とのインタビューでは「死んだ顔を見たくなかった」と言っていたが、
これは言いわけ。
理屈はあとで何とでも言える。


この男の人間性を見た気がした。