彼岸の墓参り

彼岸で実家に行く前に車を洗う。
ホースで汚れを落として石鹸水でゴシゴシ。
それで終わりにしようとしたらママが「ワックスもお願い」。
スポンジでワックスをクルクル。

その後、乾いた布で水分を拭き取る。
風にあてて乾かすために車を走らす。
ムックも同乗。
私の左腕に前足を置いて立ち上がって外を見るムック。

１１時、実家に出かける用意していると、置いて行かれるのを
知っているムックは悲しい顔。
玄関まで見送りをしないで応接間の窓から網戸越しに外を見てる。

実家の手前にあるお寺に行く。
本堂の前にある銀杏の大木が青々としている（写真）。
墓石の陰でライターを使って線香に火をつける。

実家では４人兄弟が揃う。
仏壇の前にテーブルを並べて飲み食い。
いつもお馴染みの昔の話で大笑い。
ご機嫌になった長兄がとっておきのスコッチウイスキー
ロイヤルサンルート２１を出した（写真）。

私はウイスキーには興味がない。
４０度の強いやつ。
他の兄弟は大喜び。
美味しいものは残しておかないで元気なうちに処分しましょう。

食後、亡くなる１年前に、生まれ故郷山形に行った母のビデオを見る。
５年前のこと。
長男夫婦が車で連れて行ってくれた。
懐かしい母親の姿を見て思わずホロリ。

このビデオ、あの世から父母も見ていただろう。
本当にいいお彼岸だった。

その後は別棟で麻雀。
出張修理で復活した電動雀卓がいい動きをしている。
兄弟でやる麻雀は勝ち負けを別にして楽しい。
と言っても勝ったほうがもっと楽しいが．．。

麻雀が終わるとＴＶで大相撲観戦。
ムックが待っているので相撲の途中で実家を出る。

あとでニュースを見たら千秋楽を待たずに、優勝は当然朝青龍。
だが結びの一番は朝青龍が千代大海にはたき込まれた。
激しい突っ張り合い。
初めに顔を張られて頭に来た朝青龍が、狙い澄ましたような平手パンチ。
やっぱりこの男は国技よりショーの格闘技向きである。
千代大海が外に飛び出すより一瞬早く手をついた横綱。

館内はアンチ朝青龍の観客から布団の嵐。

安馬が栃東に負けて４敗になったためその時点で朝青龍が
優勝したが、支度部屋での優勝インタビューは面白くない。
記者に「答えるのは明日でいいですか？」と拒否した。
余程、悔しかったのだろう。