居酒屋「U蔵」、イイゾウ。

osyousan2006-09-08



昼、ビルから出ると思わぬ雨。
その雨を避けながらさくら草通りの「日高屋」に入る。
相変わらず込んでいる。
2週間来ないうちに、女性スタッフの顔ぶれが変わっていた。
チェーン店だから時々店員をシャッフルをするのかな。


酢にむせながら冷やし中華を食べる。


色々やることがあり余裕がないのでアッと言う間に5時になる。
私の癖は緊張すると声が枯れる。
不思議である。


この声では気分良くカラオケは歌えない。


帰りに、娘が友人と行って旨かったという居酒屋「U蔵」に行く。
7時までに入れば生ビール1杯無料という店。
生ビール好きな私にとってこんな嬉しい店はない。


お通しはモズクと得体の知れない漬物。
生ビールを飲みながら壁に貼ってあるメニューを眺める。
やっぱり安い!
しめ鯖とお勧めの芝エビのかき揚げを注文。


私の隣に中年カップルが座る。
痩せた女性が私のしめ鯖を見て「美味しそう」とつぶやく。
そこで「これ、美味しいですよ」と応じた。


調理を一人で受け持っている板さんは年のころ35歳くらい。
口数が少ない太い眉毛の男前。
ママは多分奥さんだろう。
髪を後ろで結んでテキパキと動いている。
キッとした目をした美人。
このへんは何回か来ると分かること。


30分するとパートの女の子がやってきた。
と言うことは40人くらい入れる店はこの3人でやっている。


板さんがカウンター越に「ハイ、お待ちどうさま」と
芝エビのかき揚げを出した。
これに気の弱い私はぶっ倒れそうになった。
5人前はあるジャンボである。


とても一人では食べられない。


だって値段は380円である。
隣の痩せ女が「そう私たちもこの前頼んでびっくりしたわ」と言う。
ママに皿を持ってきてもらい隣のカップルに2皿お裾分けした。
このかき揚げの写真を撮る暇なし。


後から来たおばちゃん3人組みが同じ芝エビかき揚げを頼んだが
それでも「大きい!」と感激の声。


小上がり座敷では二家族5人が毛ガニを食べていた。
毛ガニ、タラバガニ1パイ1,980円なり。
ガラスケースの上に立派な毛ガニが2ハイ、土俵入りのような格好をしていた。


小上がりに座っている建築作業服を着た髭男2人が、「ママ!すごいことになってるよ!」と叫んだ。
壁を見ると大きなゴキブリがスリスリと天井に向かって上っていた。
ママはすぐにゴキジェットを持ってきて「○○ちゃんお願い」と
髭男に頼む。


おばちゃん3人組が「食べ物に入るからよして」とクレーム。
すると髭男はテッシュでゴキブリを、サッとつまんだ。
小さな拍手がおきる。
ちょっとした英雄だった。


「ゴキブリは、この店だけで駆除しても外から入ってくるのよ」と痩せ女がフォロー。


今日は芝エビかき揚げの油でお腹が一杯になった。
仕上げはさっぱりと梅きゅうり。
結局、生ビール3杯飲み干した。
次回はあれとあれを食べようと心に決めた。


帰るとき居酒屋「M」でよく会うSさん夫婦がやってきた。
旨い店は口コミで人気になる。


家に帰ると車庫のマークⅡがワゴンアールに代わっていた。
そうそう息子が来て高速を走るためにチェンジしたのだ。
彼女でも出来たか?
そんなことはない、とママが言う。


写真小は我が家にやっと咲いたノウゼンカズラ
薄いピンク色で弱々しい。


写真大はママのバレボールシューズのそばで寝そべるムック。