麻雀、深夜、新聞配達店

osyousan2006-01-08



次兄から電話が入った。
昨日送ったウイスキーが届いたと
喜んでくれた。


ベルクス」「マツモトキヨシ」「しまむら」の
量販店が同じ敷地に誕生した。
ここにくれば生活用品はOK。
ブラブラと見て歩いていたら携帯が鳴る。
おっと、また麻雀の誘いである。


昼過ぎからスタート。
日付が変わったので「もう終わりに」と
言うと負けているオトッツアンが
まだやると頑張る。
こうやってズルズル長引くのが、
麻雀のいけないところ。
雀荘が儲けるだけだ。


あとイーチャンと決めた。


それが終わったら2時近い。
するとオトッツアンがあと半チャンと
粘る。
往生際の悪い男だ。
結局、その半チャンはオトッツアンの
負けとなった。
そんなもの。


自転車で深夜の道を走る。
読売新聞の配達所では電気がついて
朝刊の準備をしていた。
学生時代、同級生が新聞配達のアルバイトを
やっていた。
一緒に飲んで彼の下宿に泊まる。
そこは配達所だった。


下宿は町中にあるので外の音がよく聞こえる。

彼が「この下を歩きながら歌う人がいた。歌詞を忘れたとみえ
あとはおぼろー、あとはおぼろー、
と上手く誤魔化していたので感心したんだ」と語る。
だがその歌は青江美奈の「恍惚のブルース」という立派な歌詞だった。


早朝、彼が働いているときに私は寝ていた。
どのくらい前になるかなあ..。


そーっと鉄扉を押し開ける。
いくら静かに開けてもカチャンと
音がする。
鍵を取り出しドアを開けると
「ワンワンワン!」とムックが鳴いた。


おう、チビでも一応番犬にはなる。


風呂に入り缶ビールを飲んで床につく。
ムックが布団の中に入ってくる。
でも体が温まるとすぐに外に出る。
10分といない。
これがいい。
腕枕をしていると寝付かれないのだ。