カラス
受付当番。
こんな爺が座っていると客も嫌やーになるだろう。
しかし相棒のM嬢が健康フェロモンを出しているのが救いである。
昼はカレーを食べる。
カレーは当たり外れなし。
まあ、ご飯がベチャベチャだと不味いが..。
その後、衣料スパーに5本指ソックスを買いに行く。
今や爺はこのソックスにはまっているのだ。
店の前にカラスがピョンピョン跳ねている。
人が近寄っても車が来ても驚かない。
電線には5羽のカラス軍団がとまって、ジッと下を見ている。
守衛のおっちゃんに聞いたら「ああやって自転車の籠を狙ってるんだよ」
と言う。
自転車の籠に食料を入れて店で買い物をするお母ちゃんを待っているそうだ。
カラスには役割があって見張り、実行役が決まっているとも言っていた。
テレビで白いカラスが発見されたとのニュース。
その色が異常なので仲間から虐められて毛が抜けて気の毒。
その昔、「黄色いカラス」という日本映画があった。
小学校の課外授業でこの映画を観た。
図工の時間に黒いカラスを黄色く塗る子供がいて、
先生が家庭訪問する。
家庭環境が原因だった、という映画。
もしかしたら間違っているかも知れない。
何しろ私も6年生だった。
ただ主演少年の名前は覚えている。
「設楽コウジ」だった。
夕方、珍しくムックの散歩をする。
陸橋下にゴールデンのリュウくんとダックスのマロンちゃんがいた。
2匹は60才くらいのご婦人の愛犬。
リュウくんは50キロ以上、マロンちゃんは3キロくらい。
優しい奥さんがリュウくんが寂しがらないように、
最近、マロンちゃんを買ったそうだ。
ムックはマロンちゃんの背中に乗って腰を振る。
人間が見るといやらしい行動だが、自分のほうが強いという
マウント動作らしい。
何しろマロンちゃんはまだ5ヶ月。
ムックンが威張れるのも今のうちだろう。