グッピー
Iさんから電話があり、麻雀の誘い。
Yさんが昼まで用事があると言うので、3時間ばかり3人麻雀をする。
雀荘の鍵は預かっている。
シャッターを開けるとスポーツ新聞がドサッと置いてある。
カウンターにある水槽にグッピーが沢山泳いでいる。
ここのグッピーは、どんどん稚魚が生まれるくるモードになっているのだ。
親魚と生まれてくる稚魚の境目は小さな穴が開いたボード。
稚魚はボードの小さな穴を通って隔離される。
このボードは私がマスターにプレゼントした。
グッピーは不思議なものである程度増えると
ぴたっと止まる。
同族間の近親相姦で増殖がストップするのだろう。
新しい血を入れないと滅びるのだ。
この法則は全てに共通する。
歴史が証明している。
3人麻雀だと馬鹿にしてはじめるがこれが面白い。
熱くなってやっているうちにYさんが来て正常な麻雀が始まる。
今日はIさんの一人勝ち。
遅く家に帰ると、「食事は外で済ましてくると思ってた」と
言って片づけられていた。
そこで熱いご飯に生卵。
焼き海苔を上にちらして食べる。
これが結構旨い。
食べているとムックが膝の上に飛び乗ってきた。