とうとう退職日になった
今日で仕事が終わる。
ママが「御苦労さま」と赤飯を炊いてくれた。
ラジオ体操が終わると全員が集まり記念写真を撮る。
その後に全体会議。
ここでボスより記念品をいただく。
退職・転出の4人で、お世話になった公共機関に挨拶に行く。
大きな建物に入ると高い天井から魚の骨みたいなオブジェが下がっている。
この長いエスカレーターも最後だろう。
昼食は「刀削麺酒家」に行く。
ここに来れば当然辛い坦々メン。
多分しばらく来れない。
先週の25日も来たがまた玉蔵院の枝垂れ桜を見る。
満開を通り過ぎてるがまだ花は残っている。
今から4年前の4月3日、この職場に勤務した時も枝垂れ桜を見ている。
それぞれの桜には思い出がはっきり結びついている。
夜は送別会。
場所は「割烹 千代田」。
歴史ある料亭である。
入り口に桜が咲いている。
今回の送別会は送られる人は私を入れて5人、残る人は6人。
こんなバランスの送別会も珍しい。
別れを惜しむ挨拶が続く。
内容がぎっしり詰まった送別会は5時40分から2時間半。
終わりのほうに洋装の女将さんがやってきた。
「いつもは和服ですが外出していたのでこんな恰好で失礼します」と挨拶。
こんな少人数の客に老舗の女将が挨拶にくるなんて珍しい。
ボスをはじめ多くの人に送別のプレゼントをいただく。
出て行く私は何もあげていない(これでいいの?)。
退職する私とH出さんM内さんを除く8人は明日からまた新しい組織で働くのだ。
申し訳ないような気がする。