裏門通りの「ぎんねこ」
昼、旧中山道をわたり裏門通りを県庁方面へ歩く。
左手に「ぎんねこ」の看板。
建物の横にも大きな文字(写真)。
この店名で、蕎麦屋である。
戦前はレストランでその名もシルバーキャットだった。
戦争が始まると敵国の名前はノー、そこで和訳して「ぎんねこ」。
終戦になると配給のそば粉で蕎麦屋を始めた。
実に分かり易い歴史である。
実はこの話題、2年前にもブログで書いた。
名前の由来を調べようとGoogleで検索したら何回か後に「ムックへの異常な愛」と出た。
「ぎんねこ」の引き戸をガラガラっと開けるともう8割の入り。
みな隣り合わせで肩がぶつかりそうである。
圧倒的に埼玉県庁の職員が多い。
そこここで軽い挨拶をしている。
店のTVを見たら「笑っていいとも」をやっていた。
今日のテレフォンショッキングは宮沢りえ。
痩せたなあ。
我々中高年にはあのサンタフェのりえちゃんがいい。
タヌキ蕎麦を食べた。
決して旨い!というしろものじゃない(正直)。
でも昼食はこんなもんで、いい。
玉蔵院に寄ってみた。
白梅は咲いているが、名物の枝垂れ桜はまだ蕾だった。
旧中山道の街路樹白モクレンが咲いていた。
モクレンもじっくり見るといい。
5時を過ぎると職場を出る。
明日からまた3連休。
気分がウキウキ。
前から行きたかった東松山名物の串焼き(やきとり)を食べさせてくれる店に行った。
職場のすぐ近く、旧中山道脇にある「かしら屋」である。
串焼きと言っても一般に言われている焼きトンである。
カウンターに座る。
「お飲物は?」
「瓶ビールにして」
「ご注文は?」
「東松山で食べたかしらを食べたいんだけど」
「はい、それは座れば出てきます」
「えっ?」
すると会社帰り3人組が座った。
彼らのほうに先にやきとり(かしら)が出た。
順番は私の方が先のはず。
「待っていれば、かしらは出てくるの?」と新米の店員にもう一度聞いた。
「ハイそうです」と返事。
やっと念願のかしらが出てきた(写真、赤いのは味噌ダレ)。
やっぱり旨い!
追加にタンとナンコツを頼む。
焼きトンが置いてある皿が空くと、店主がまたかしらを皿の上に置く。
これがこの店のシステムである。
ホッピーと味付け豆腐を追加注文。
味付け豆腐とは冷や奴に海苔と韓国風のタレ。
すっかりいい気分(アルコールは弱い)。
TVで大相撲が終わった時間に店を出た。
まだ外は薄暮。
地元駅に着くと「さて、カラオケでも行こうか」と思った。
でもムックの顔を見たい。
結局、バリエでパンを買って帰ることにした。
バリエ入り口に、ホワイトデーコーナーが出来ていた。
明日である。
私はもう済ました..。
家で菓子パンを食べていたら救急車のサイレンが鳴る。
近所らしい。
ムックが吠える。
ママが確かめに出ると救急車は、なんと前の家だった。
3才のNくんが階段から落ちて頭を切ったらしい。
我が息子もNくんくらいの時、階段から転げ落ちて額を切っている。
その時は救急車ではなくママが自転車で救急病院まで運んだ。
傷口はホッチキスで塞いだ..。
男の子に怪我はつきものである。